Basic 東京 第3回

セミナー

2023年 Basic東京 第3回

こんにちは。モーション・パルペーション研究会、アシスタントの小口です。

6月18日、東京Basic1コースの第3回目の勉強会が行われました。

午前中は骨盤のIN/EX腸骨検査とモビリゼーション、中川会長のデモ動画の視聴。午後は股関節内転/外転検査とモビリゼーションを学びました。

3回目となり、今年度初めて受講される先生方からも臨床での疑問点などの質問が積極的に出てきて、活気のある雰囲気になってきました。

質問で多いものの一つに「力が入ってしまう」というのがあります。

特に女性の場合は男性と比べて筋力が弱い場合が多いので、一番苦労するところです。

私もなかなか思うように出来なかったので、「重い足を力を使わずに持てるわけがない。女性にはこの手技は無理なんじゃないか」と思ってました。

しかし、その反面、それは言い訳であるとも感じてました。

私よりも背が小さく体の細い女性の講師の先生が無理なく出来ている・・・という事は、やはり力じゃないんだろうなと半信半疑の思いを抱えつつ、とくかく色々工夫をして、何年もかかってようやく今、少し出来るようになり、「力じゃなかった」と感じているところです。

出来るようになって思う事は、「テキストに書いてある事は本当に的確でその通り」である事と、「講師の先生方はいつもちゃんと一人ひとりの注意点・改善点を教えてくれていた」という事でした。

正しい姿勢や教えてもらったやり方は、初めはやりにくいと感じる事が多いかもしれませんが、それでも常に意識しながら繰り返し練習することが早く習得できるポイントだと思います。諦めずに続けてみてください。

梅雨の時期ですので、高温多湿による体調不良に気を付けてお過ごしください。

来月も皆さんにお会いできることを楽しみにしてます。

2022年 Basic東京 第3回

MPSG東京の内海です。6月19日(日)、東京でBasicⅠコースが科学新聞社にて開催されました。

骨盤の触診そしてギャッピング検査(仙腸関節に可動性があるかないかの検査)を行ない、可動性のない側のPI(後方)腸骨・AS(前方)腸骨・IN(内方)腸骨・EX(外方)腸骨の検査をし、その検査結果から硬い方向にモビリゼーションの治療をしました。

全て小さな動きですが、自分の姿勢を良くすることによって肩の力が抜け、感覚が良くなることが分かったと思います。

股関節では、内旋と外旋の中間位、内転と外転の中間位でのマイクロ牽引法を行い、1Kgの軽い牽引(術者の身体を少し起こすだけ)で股関節が伸びるのが感じられたと思います。

最後の実技では、股関節の治療で骨盤が変化したこと、また骨盤の治療で股関節が変化したことも確認できたと思います。

骨盤は脊柱の土台で、股関節は骨盤の土台になっています。骨盤と大腿骨を繋ぐ股関節に関する筋肉は21もあり、これらの筋肉が緊張すれば、骨盤と大腿骨の骨はズレてしまいます。そのため筋肉の起始と停止を確認して、どの様にズレるのかを考えれば理解が深まります。

BasicⅠコースは名前の通りMPSGの一番の基本です。はじめて学びたい方はもちろん、以前受講された先生で治療に迷いが出た方、コロナ禍で勉強会に出席できずに治療が自己流になってしまった先生、最近自分の姿勢が悪くなり感覚がおかしいなと思われた先生など、基本に戻りBasicⅠコースを受講されることをお勧め致します。

一流のスポーツ選手もスランプに陥ったときは、基本に戻って練習をします。基本に戻ることにより、自分の悪い癖が分かったり、新しい発見があったり、ここはこうだったと気づく事もあると思います。私も毎回BasicⅠコースに参加しているので、大変助かっております。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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