AdvanceⅡ 第1回

こんにちは。

MPSG講師の中川達雄です。

【胸郭出口症候群の新しい検査法と治療法を学ぶ】

AdvanceⅡコースの1回目が5/7に開催されました。AdvanceⅡコースでは「胸郭出口症候群」についての検査法(理学検査、モーション・パルペーション)と治療法を全5回で学んでいきます。

「胸郭出口症候群」といっても、実際には患者さんによって病態や症状は様々で、患者さんの状況を的確に鑑別する検査と、それに合わせた治療を行うことが大切です。

AdvanceⅡコースでは、胸郭出口症候群を鑑別する理学検査だけでなく、その原因と考えられる部位に直接アプローチするためのモーション・パルペーション(関節可動性検査)とモビリゼーション(治療法)を用いて、患者さんの上肢の痛みやしびれ、冷感などの“症状”を改善させる方法を学びます。

胸郭出口症候群を鑑別する理学検査は様々な方法が確立されていますが、その疾患に対する明確な治療法は確立されていません。

第1回目では、AdvanceⅡコース でこれから学ぶ内容について、中川貴雄会長による胸郭出口症候群に対する検査法と治療法のデモンストレーションが行われました。その後、中川達雄講師による胸郭出口症候群の原因の1つである鎖骨のモーション・パルペーションとモビリゼーションの講義と実技が行われました。鎖骨へのアプローチは肩関節の動きにも関連しているため、胸郭出口症候群だけでなく、肩の症状にも使うことができます。実際に受講生の皆さんにその効果を実感してもらいながら、実技練習を行いました。

鎖骨の動きは非常に小さく繊細なため、次回の7/10までに、今回の内容を復習して迎えていただけたら幸いです。

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