【BasicⅠコースの基礎は立ち方が重要】
MPSG東京の内海です。
4月21日(日)東京でも、第1回目のBasicⅠコースが開催されました。
今年度は15名(この日は14名)の方々が受講され、そのうちはじめての方が13名おりました。皆さん触診・検査・評価・モーション・パルペーションが出来るようになりたいという方々です。
午前中は中川貴雄会長の大阪で行なった総論のビデオを見ていただき、MPSGの検査法・治療法の説明、『徒手療法とは触診に始まり触診で終わる』など大切な言葉がたくさん説明されました。その中でも可動性の説明では、「自力で指を捻ってください。」といわれても捻れず、他の指で捻ると動きます。これほど分かりやすい説明は無く、患者さんにも説明しやすいと思います。私はこれがずっと頭の中に残っております。
午後からは早速講義が開始され、立ち方、脊柱の触診、脊柱の前方可動性検査、骨盤の触診を行ないました。立ち方は、自分の腰を守り、触診力を高めるフェンサースタンスと言うものです。この立ち方が出来るようになると、術者が安定し、肩・手首などの力が抜け楽に立てるので、触診だけに意識が集中出来ます。前方可動性検査の時も、自分の体重をコントロールでき100g~500gの力で椎骨を押す事が出来ます。立ち方が上手く出来ないと、足・腰で踏ん張ってしまい、知らない間に肩に力が入り指先の感覚が鈍ってしまいます。前方可動性検査では、背骨全体がしなるような強い力を掛けてしまいます。触診をしていると、どうしても見よう見ようとして腰を曲げ、顔を近づけてしまい姿勢が悪くなりがちですが、このような姿勢にならないように、テキストの中川会長の立ち方を頭に焼き付け、鏡を見ながらかっこいい姿勢になるように練習してみて下さい。「上手な人は見るからにかっこいい。下手くそはかっこが悪い。」中川会長がよくおっしゃっております。ドジャースの大谷翔平の打撃ホームも、みているとすごくきれいでかっこいいです。立ち方は一番の基本です。この基本がおろそかになったら上手く出来ません。最近何か上手くいかないなと思った先生は、基本に返り姿勢を見直してみて下さい。思わぬ発見があるかもしれません。何事もホームが大切です。
受講生の皆様には、1年間の目標を書いていただきました。その目標を達成できるよう、1年間頑張って下さい。我々講師陣も皆様のお力になれるよう尽力いたします。1年間宜しくお願い致します。
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