2023年 Basic大阪 第6回
先日9/9に開催された第6回Basicコースでは、『腰椎・胸椎のリスティング』について学びました。全10回のBasicコースのうち半分を終え、受講生の皆さんの知識や技術もかなり向上されていました。
“リスティング”というのはモーション・パルペーション(MP)を用いて骨盤や椎骨のサブラクセーションの変位方向を示すことを意味し、治療ではその変位を正す方向に力を加えて治療を行います。これがカイロプラクティックの検査と治療の流れです。
中川達雄先生の講義の中でも話がありましたが、リスティングを知らない施術者が、カイロプラクティック・テクニックを用いて治療を行うことは、「治療効果が安定しない」、「症状を悪化させてしまった」ということにも繋がりかねません。効果的な治療を行うためには、まずMPで正確なリスティングを出し、それをもとに治療することが重要です。
午後は、股関節に引き続き、木村先生より肘関節の痛みや機能障害に対する検査と治療法、特に『肘関節の屈曲MP』についての講義と実技を学びました。
今回、Basicコース2年目の受講生から、「昨年はリスティングのパターンを覚えるのに必死でしたが、今年は色々な細かい感覚に集中でき、2年目を受講して本当によかったです!」という感想をいただきました。効果的なアドバイスをもとに継続して練習することで、細かな可動性の差が分かるようになってきます。その結果、MPの精度を向上させることができます。
お知らせです。
12月2日(日)MPSGの設立10周年を記念して、10周年記念大会が開催されます。大会では会員、講師の方々がMPSGの検査法・治療法を使って効果のあった症例の発表と中川貴雄会長が30年間温めていた「複数のフィクセーションの中でどれを治療すればよいか」という疑問を解く方法をお伝えします。
また、10周年記念品としてMSPG 10周年記念ロゴ入りのジェットストリーム 多機能ペンとメモパッドを参加者の皆様に進呈します。
是非、皆さまのご参加をお待ちしております。
2022年 Basic大阪 第6回
【 手応えのある検査と治療を 】
モーション・パルペーション研究会では本年の第6回目となるセミナーが9月11日、新大阪で開催されました。
今回のベーシックコースでは新たに肘関節の講義が始まりました。
講義の内容としては
・肘関節の触診
・肘関節の関節可動域テスト
・橈骨尺骨の後方可動域テスト•治療法
をそれぞれ学んでいきました。
まず、肘関節の触診として、皆さんすでに臨床でいろいろ触れているはずですが、ちゃんとした触診方法を知らない為に悩んでいる方が多いと思います。
触り方のタッチによって今まで感知出来なかった場所を触れることができるようになります。
そして反復した触診の練習は今後にも生きますので練習して下さいね。
講義の中、受講生の方々からは検査の際の手を置く位置や牽引の方向や触診の際のポイントなどについて具体的な質問が飛び交い、皆さん、それぞれの課題をしっかり意識して取り組んでいただけているようでした。
現在・以前の受講者の先生方に向けての肘関節のおさらいとしてのポイントを簡単に明記しておきますね。
①橈骨・尺骨の触診は、いきなり把持するのではなく触れてから徐々に押圧の力を強めましょう。
②可動域テストは牽引をかけながら行いましょう。
③後方可動域検査や治療法は弧を描く様に、術者は膝の軽度の屈伸運動を付け加えると、更に分かりやすくなりますよ。
④圧迫感や緊張感を相手に与えない為に、患者さんの正面では無く少し斜位に立ち検査,治療を行いましょう。
モーション・パルペーション研究会では、このように検査〜治療を着実に身につけてもらうための、
身体の使い方、ポジションや感覚のフィードバックなどを何より大切にしています。
もし、
「色々なテクニックを知ってはいるけど、それがちゃんと使えているのか実はよく分からない」
このようなことがあるなら、それは触診・検査法を見直すことで解決できるかも知れません。
「一歩ずつでも、治療技術を確かな手応えのあるものにしたい」
ということであれば、きっとモーション・パルペーション研究会がお役に立てると思いますので、ご興味のある方はぜひ、当会のHPを下のURLからご覧ください。
次回の大阪ベーシック・コース1は
11月13日(日)
10月はお休みの月なので来館しない様にご注意下さい。
会場は新大阪丸ビル新館9F
受付開始 9時00分
※東京ベーシックコースは10月 23日(日)に開催されますので、ご注意下さい。
講義の会場、詳しい日時は下のHPからご確認下さい。
ホームページ; http://www.mpsg.jp/title.html
LINE@; https://line.me/R/ti/p/%40vuy2016h
モーションパルペーション研究会 YouTube
コメント