AdvanceⅡコースの2回目が7/10に開催されました。AdvanceⅡコースでは「胸郭出口症候群」についての検査法(理学検査、モーション・パルペーション)と治療法を全5回で学んでいきます。
AdvanceⅡコースでは、胸郭出口症候群を鑑別する理学検査だけでなく、その原因と考えられる部位に直接アプローチするためのモーション・パルペーション(関節可動性検査)とモビリゼーション(治療法)を用いて、患者さんの上肢の痛みやしびれ、冷感などの“症状”を改善させる方法を学びます。
第2回目では中川貴雄会長による胸郭出口症候群の中の過外転症候群と肋鎖症候群に対する検査法と治療法の講義と実技が行われ、その後、中川達雄講師による胸鎖関節のモーション・パルペーションとモビリゼーションの講義と実技が行われました。
胸郭出口症候群を鑑別する理学検査は様々な方法が確立されていますが、その疾患に対する明確な治療法は確立されていません。また「胸郭出口症候群」といっても、実際には患者さんによって病態や症状は様々で、患者さんの状況を的確に鑑別する検査と、それに合わせた治療を行うことが大切です。
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