Basic 東京 第5回

こんにちは、MPSG東京アシスタントの福田です。9月18日(日)、大型の台風14号の影響による雨模様の中、東京でBasicⅠコースの5回目が開催されました。

今回の勉強会は、前回学んだ仙骨の検査と治療の復習、股関節の総復習と、新たに脊柱の検査と治療が行われました。

西村先生による仙骨の復習では、指標にした脊柱の彎曲の角度や肩関節の可動域が、仙骨への治療によって改善されたのを目の当たりにし、受講者の皆さんは、改めて身体の土台としての重要性、仙骨に対する検査と治療の必要性を再認識されたと思います。

脊柱の実技では、乳頭突起(横突起)を用いた回旋検査とモビリゼーションが行われました。乳頭突起は、小豆状の小さな突起で、触診が非常に難しく、臨床において苦労している方も多いと思います。乳頭突起を触診するには、知識と技術、そして日々の訓練が必要です。BasicⅠでは、乳頭突起を正確に触診するための解剖学的知識、立ち方、触診のコツと手順、そして検査と治療法を、細かく講義や実習で学ぶことができます。

午後からは、内海先生による股関節の総復習が行われました。身体を24階建てのビルディングに例えた場合、1階から24階の“建物”が脊柱、その建物が載る“土台”が骨盤(仙骨・腸骨)、そしてその土台を支える“杭”の役割が股関節です。

その股関節(杭)を、正確に検査し治療することにより、身体全体(24階建ての建物)に大きな変化をもたらします。土台(骨盤)は変わり、土台が変わることで脊柱(建物)の彎曲や上肢の動き、腰痛など症状の改善にもつながっていきます。

もうお気づきと思いますが、このBasicⅠコースは、これら身体の主要な部分(脊柱・骨盤・股関節)をすべて網羅した勉強会です。それらの正しい知識、検査法、治療法を1年の月日をかけて、じっくり学んでいきます。

「しっかりとした知識と技術を基本から学びたい」と考えている方、「もっと触診力を高めたい」、「技術を磨きたい」と思っている方にとっては、これ以上ない勉強会です。

これらの技術と知識を習得することは、臨床の場において、術者自身の助けとなり、何よりも来院される患者さんの助けとなると確信しています。

MPSG モーション・パルペーション研究会
MPSGは、日本のカイロプラクティック、手技療法業界の第一人者である 中川貴雄先生を中心として活動しています。 患者さんを治すための真の技術を身につけたいという 柔道整復師、鍼灸師、看護師、理学療法士、医師など、 多くの医療人が学び、研鑽されています。 アメリカで長年、カイロクリニックを開業し、 ロサンゼルスカイロ...

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