2023年 AdvanceⅠ 第1回
AdvanceⅠコースの1回目が5/14に開催されました。AdvanceⅠコースでは腰痛治療、特に「仙腸関節可動性亢進症」についての検査法(モーション・パルペーション)と治療法を全5回で学んでいきます。
日本人が訴える症状の第1位が腰痛であり、その中で「椎間板ヘルニア」など病名がハッキリとしたものは少なく、ほとんどが「非特異的腰痛」と呼ばれる原因不明の腰痛だと言われています。
MPSGでは、この「非特異的腰痛」の多くが、AdvanceⅠコースで学ぶ「仙腸関節可動性亢進症」だと考えています。
仙腸関節とは動きがほとんど無い関節であり、動きすぎる事(捻挫、可動性亢進)によって「ギックリ腰」「朝起きると腰が痛い」「同じ姿勢だと痛くなっている」様々な症状を呈し、慢性化すると患者さんは「どこに行っても良くならない」「良くなってもすぐに戻る」など訴え、そのほとんどが「治りにくい腰痛」となってしまいます。
AdvanceⅠコースでは、「仙腸関節可動性亢進」に対してのアプローチから、それに対する理学検査、筋力検査、モーション・パルペーション(関節可動性検査)とモビリゼーション、マイクロ牽引法(治療法)を用いて、患者さんの“症状”を改善させる方法を学びます。
第1回目では、AdvanceⅠコースでこれから学ぶ内容について、中川貴雄会長による仙腸関節可動性亢進症に対する検査法、治療法のデモンストレーションが行われました。
その後、中川達雄講師による肩甲骨のモーション・パルペーションとモビリゼーションの講義と実技が行われました。肩甲骨へのアプローチは肩の動きだけで無く、背部、腰部の緊張とも関連しているため、腰痛症状にも使うことができます。実際に受講生の皆さんにその効果を実感してもらいながら、実技練習を行いました。
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