2023年 BasicⅡ 第2回
『座位治療はメリットが多い』
こんにちは。モーション・パルペーション研究会(MPSG)の内海です。
6月11日(日)、BasicⅡコース2回目の講義と練習が行われました。
座位での胸椎・腰椎の治療は、棘突起・横突起の触診で背骨の歪みを検査して、異常のある椎骨を特定し、その椎骨をモビリゼーションという方法を用いて治療を行います。そして治療効果を確認するため、再び検査を行なうという流れになります。これらの操作は座位のままで行なわれますので、時間が短縮され、患者さんにも負担が少なく、治療効果がすぐに確認出来ます。さらに患者さん自身も、可動域が大きくなる等の変化が解るという様な沢山のメリットがあります。デメリットは、患者さんが不安定になるので検査・治療の時の上半身の固定が難しいので、これがいかに上手く出来るのかがポイントになります。
午後からの前半は、中川貴雄会長のデモが行われ、棘突起の触診を上手く出来るか、背骨がどの様にズレているのか、その椎骨のレベルから交感神経支配の内臓を考えて治療していくこと。最終的には生理的彎曲が整え、患者さんの訴えている症状を取り除く治療をしないといけない、ということを話されました。
肩関節は2回目で、上腕骨の外方・内旋と外旋の検査と治療法が行われました。
座位の治療は習得するには時間が掛かるかもしれませんが、治療結果が分かりやすいこともあり、やり続ける事が大事です。治療が楽しく行える様になって頂けたらと思います。
座位での治療に興味を持たれた先生は、是非BasicⅡコースを受講してみてください。
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