Basic 大阪 第2回 5月12日

こんにちは。モーション・パルペーション研究会(MPSG)の中田人之です。

5月12日(日)にBasic Ⅰコースの2回目が開催されました。

Basic Iでは、午前中に骨盤部や仙腸関節の検査法を学び骨盤部のモーションパルペーションを行いました。

骨盤部ではAS腸骨やPI腸骨の検査法や施術を行い、腸骨の可動性がどの様になっているか、いかに僅かな力で骨盤部のフィクセーションを取り除ける方法やコツを学びました。また、仙腸関節の検査や触診は受講生の先生方が真剣な眼差しで練習されていた所が印象的でした。

午後からは大腿骨骨頭の触診や股関節の内外旋の検査法やSLR検査、マイクロ牽引を学びました。

以前にもお伝えしましたが、股関節は骨盤部に影響を与える事が多い為、骨盤部と併せて学ぶ事で相乗効果が表れやすくなります。

特に今回の午前中に行った骨盤部や仙腸関節治療との相乗効果が高く受講生の先生方も関節の連動性を感じて頂けたかと思っています。

股関節のSLR検査やマイクロ牽引ではわずかな牽引を要しますが手の持ち方など難しかったのではないかと思っています。

検査や治療のコツとしましては患者さんの足首の持ち方にあります。

手のひら全体で相手の皮膚に張り付く様なタッチで足首を持つ事とリラックスして行う事がとても大切です。

マイクロ牽引はどの様な場所にも使用でき学べば学ぶ程奥深い治療法ですので頑張って練習して下さい。

午後の講義の後には中川貴雄先生による骨盤や股関節の検査法やモーションパルペーションを使用したデモが行われました。デモの中では、仙腸関節の可動性亢進症に対する骨盤と股関節のモーションパルペーションの後、腰痛に対するアプローチのデモを行われました。

腰痛といっても様々な場所が原因となるパターンがあり、種類によっては積極的な施術が腰痛を酷くする場合があり、しっかりとした触診・検査・施術をしっかり学び日々の臨床に使用する事が大切である事を話しされました。

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