MPSG 特別セミナー

モーション・パルペーション研究会 特別セミナーについて

2025年10月12日(日)にMPSG特別セミナーを開講いたします。

今回は午前と午後、2部構成のセミナーとなります。

午前中は、歯科医師でありながらカイロプラクティックやオステオパシーなどの徒手療法にも精通されている幸田秀樹先生を特別講師としてお招きし、

徒手療法に役立つ顎関節の基礎知識」について講演していただきます。

顎関節は、身体全体のバランスと深く関係する重要な関節であり、徒手療法との関連性も高い部位です。しかしながら、歯科領域に属するため、学ぶ機会が限られているのが現状です。

今回の講演では、特別講師としてお招きした幸田先生に、顎関節の基礎知識を、私たちの臨床にどのように応用できるかについてご講演いただきます。

午後からは、中川会長より「筋肉マイクロリリース  ―五十肩への新しいアプローチ―」について講演していただきます。

昨年度の特別セミナーにてご紹介した肩関節マイクロリリース(広背筋)に続き、今回は

「五十肩」に特化したマイクロリリーステクニックについてご講演いただきます。

マイクロリリースとは、筋肉や筋膜に対して非常に繊細な刺激を加える新しい治療法です。

患者に負担をかけず、痛みを伴わない新しい治療法「筋肉マイクロリリース」を使って、五十肩による肩の可動域を改善する方法を学びます。

疾患の概要から検査法、治療法を解説していただき、実技を交えてご講演いただきます。

特別セミナーの録画配信が決まりました

皆様からのご要望にお応えして、セミナーの録画を配信することが決まりました。

録画配信は、講義と実技の内容をYouTubeで限定公開します。

セミナーに参加できなかった方も、下記のURLから録画配信のみを申し込むことができます。

セミナーに参加された方も、後で復習として録画をご利用いただけます。

講演内容

午前の部:

  • 講師: 幸田歯科医院  幸田 秀樹
  • テーマ:徒手療法に役立つ顎関節の基礎知識 

顎口腔系の機能は、摂食,咀嚼,嚥下,呼吸,発語等多岐に及びます。

解剖学的には神経頭蓋の直下に位置し、顔面頭蓋の大半を受け持ち脳神経の中で

最大の大きさを誇る三叉神経に支配され、可動性が最も大きい部位の一つです。

また、上方からは蝶形骨,下方からは後頭骨に挟まれています。

発生学的には鰓弓から由来し、頭蓋自身は補償力の大きい頸椎と関節をなしています。

そして、歯牙自身は歯根膜を介して歯槽骨と28の関節をなしていると考えられ

顎関節を含めると30にも上ります。

今回は、その顎関節に焦点を当てその複雑性を皆様とご一緒に考えていきたいと思います。

午後の部:

  • 講師: MPSG会長 中川貴雄D.C.
  • テーマ:筋肉マイクロリリース  ―五十肩への新しいアプローチ―

患者に負担をかけず、痛みを伴わない新しい治療法「筋肉マイクロリリース」を使って、五十肩などによる肩の可動域を改善する方法を学びます。

  1. 五十肩の基礎理解と回復過程
  2. 肩周囲筋の基礎知識
  3. 肩周囲筋への筋肉マイクロリリースのデモストレーション
  4. 肩周囲筋へのマイクロリリース実技実習 

実際の肩関節障害の臨床例を交えながら、具体的な施術手順や注意点についても詳しく解説します。また、参加者同士での実技体験を通じて、知識だけでなく実践力も身につけていただけます。セミナー終了後には、日常診療で即活用できるノウハウや技術が習得できることを目指しています。

日時

・2025年 10月12日(日)  

・9時30分~15時30分

料金
会場

・新大阪丸ビル 新館

住所:大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目18-27

申し込み方法

お申込みはこちら

質問は事務局までご連絡ください。

連絡先:MPSG事務局
〒530-0041 大阪市北区天神橋2丁目5−21ヤマヤビル3階

TEL・FAX:06−6358−1991   Email:info@mpsg.jp  

一昨年のMPSG特別セミナーの様子をYouTubeで一部公開しました

股関節マイクロ牽引法のコツ

マイクロ牽引法は中川貴雄D.Cが考案し、改良を重ねた治療手技の一つです。

関節牽引は、関節を10㎏以上の力で牽引する方法が一般的に行われている方法ですが、マイクロ牽引法は、患者が牽引感を感じないように牽引する方法です。研究の結果、患者の関節を1㎏で牽引することで最も関節周囲の筋群の緊張が緩むというデータが取れています。

この方法は術者の熟練が必要な技術です。この動画では、はじめての方でも効果が出せるように手順をわかりやすく解説してくれています。

股関節伸展制限の検査法と治療法

MPSGのセミナーでは、伏臥位で股関節の伸展治療を行う方法を用いますが、仰臥位の股関節マイクロ牽引法を使うことでも伸展の治療を行うことができます。

昨年度MPSGの特別セミナーでのみ語られたマイクロ牽引法の応用テクニックです。

特別セミナー2023デモ風景

中川D.Cは、実際に問題をもつ患者さんにこのテクニックを使う場合を想定して、臨床に特化したデモを行います。

テクニックを学んで終わりではなく、テクニックをどう臨床に活かすのかを一部切り取ってお見せします。

股関節マイクロ牽引法の研究

マイクロ牽引は中川貴雄D.Cが考案し、中川達雄先生が宝塚医療大学にて研究を行い、エビデンスの確立された治療法です。

研究の結果、得られたデータの解説をお話しいただいたので一部ご紹介します。

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