こんにちは、Mpsgスタッフの福田です。先日。2023年度最後のbasicⅠコースの勉強会が開催されました。この日は、午後から最終試験とあって、受講者の皆さんは、いつもより少し緊張した面持ちで、最後の勉強会に臨まれていた様子でした。
勉強会前半は、これまで習ってきた全ての実技の総復習に当てられました。限られた時間の中での、実技1年分の総復習は、受講者の皆さん、講師の先生方にとって、目まぐるしく時が過ぎていきました。
そして、午後から筆記と実技の最終試験が始まりました。私はこの最終の実技試験が、とても貴重な機会であると思っています。私たちは、ふだん臨床の場において、自らの診断、判断によってフィクセーションを特定し、モーションパルペーションによってリスティングを確定し、治療を行なっています。しかし、そのリスティングが、果たして本当に正しいのかどうかを、臨床時にチェックしてくれる人は誰もいません。すべて、自らの触診によって評価し、自己判断に従って治療しています。
しかし、この実技試験は、ふだん私達が行っているその評価・判断・実行(治療)が、正確であるかどうかを、他者(講師の先生方)によって確認することができるのです。もし、自分のくだした評価・判断(リスティング)が、他者(講師の先生)と一致したものであったなら、それは非常に大きな自信となり、その自信は更なる触診力向上への大きな原動力となるでしょう。仮に間違っていたとしても、何が問題だったのかを講師陣からアドバイスを受けることで、こちらもまた触診力の更なる進歩につながることでしょう。実技試験時に、中川先生や講師の先生方から受けたアドバイスは、いつまでも心に残っているものです。
MPSGの勉強会は、技術を習得するだけでなく、その習得した技術(触診・評価・判断・治療)が果たして正しいかどうかを、第三者の目で客観的にフィードバックしてもらえるところにも、大きな価値があると思います。
今回で2023年度の勉強会は終了しました。しかし、技術の向上に終わりはありません。中川先生が常々「学んだことを臨床で使って下さい」と言う趣旨を、おっしゃられているように、せっかく一年かけて学んだ技術を、実際に使わなければ技術は磨かれません。ぜひ、臨床の場において使い続け、磨いていってほしいと思います。そして、更なる技術向上の場として、また自分の技術に対する客観的なフィードバックを受ける場として、来年度もこの勉強会を活用してほしいと思います。
2024年度4月から始まるMPSGの受講生を募集中です。
ご興味のある方、再受講を迷っている方、皆様方のお申し込みを心待ちにしております。
2024年度は大阪BasicⅠ、東京BasicⅠ、BasicⅡ(大阪)、AdvanceⅡ(大阪)コースの開催を
予定しております。
日程、会場などの詳細は、こちらをご覧ください。 http://mpsg.info/mp/2024about-seminar/
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